作業服のキャップ、どんなイメージ?

作業服1

作業服は様々な業種の特性を考慮した素材やデザインで作られており、その機能性が重要です。近年ではデザインのバリエーションも豊富で価格帯も広く、その会社で働いているというモチベーションの向上やチームワークの意識を高める役割も果たしています。そんな作業服の一部にキャップがあります。一言にキャップといって想像するのはどんなキャップでしょう?いくつかのタイプを見ながらキャップの存在を再認識してみませんか?

ワークキャップってどんなものをいうの?

作業服のキャップとして文字通り仕事用に被る帽子、「ワークキャップ」。この起源はアメリカだと言われています。1900年初頭に鉄道作業員が被る目的で作られた為に「レールキャップ」とも言われていたとか。ワークキャップその典型的な形状は、つばが短く浅めで円筒形をしています。

鉄道作業員用、つまり外で汗を流しながら、時には厳しい気候の環境下にも負けないように丈夫な生地で作られたといいます。現在のいろいろなブランド、メーカーのものも、「ワークキャップ」といえばこの形でデニム地が主体です。

布地でできているとはいえしっかりした生地と円筒形という形のおかげで制服のようなある程度きちっとした印象を与えることもできるのが特徴です。無地のもの以外にストライプ状のものなども人気です。また少しマチが入ったバリエーションも見られます。

フランスの将校、シャルル・ド・ゴールが被っていたということで、ドゴールキャップとも呼ばれているのがそのマチが入ったタイプのワークキャップです。

仕事もおしゃれもワークキャップ

ワークキャップは男女兼用のものも多くあります。つばの形によって印象がシャープになったり柔らかくなったりもしますが、被ってみると、男性女性それぞれに違った良い味が醸し出されるのは面白いです。またフラットな天井部がいろいろな頭や顔の形の人にフィットしやすいという利点もあります。

日差しの強い場所、汗をたくさんかきやすい環境など仕事の環境によってもデザインのバリエーションを選ぶといいでしょう。後部にサイズが調節できるアジャスターがさりげなくついているタイプも便利です。元は鉄道作業員用だったとはいえ現在はファッションとして取り入れている人もたくさんいるという、広く浸透しているのがワークキャップです。

業種様々ヘアキャップとは?

ヘアキャップといって想像するのはどんな形でしょう?ヘアキャップは別名「衛生帽子」と言います。

髪の毛や髪の毛に付いているホコリや付属品が作業の場に落ちないようにというのがヘアキャップを被る目的です。食品関係の仕事場を思い浮かべる方が多いかもしれません。

その他にも精密機器関係がある現場、各種の研究室、そして医療関係の現場でも使われます。ヘアキャップは髪の毛を覆って髪の毛などが落ちないようにするという目的の他に、液体や粉末等が飛び散った時に頭にかからないように守るという役割もあります。

現場によっては細菌などが飛んでくることも考えられますね。あまり色々なタイプが想像できないかもしれませんが、色でいうと白や透明の他にカラーバリエーションがあったり、被り心地も素材によってかなり違います。

ヘアキャップで大事なこと

ヘアキャップは使い捨てのタイプが多いですが、繰り返し洗って使えるものもあります。衛生管理目的が高いのできちんと機能が果たせるようスタッフがその被り方や扱い方を知ることが大事です。一般の人がヘアキャップを見ただけではそれが使い捨てなのかはわかりませんね。

使い捨てタイプと知らずに使いまわしなどをすると思わぬ汚染事故につながる可能性があります。また仕事が終わった後、何も知らなければそのままポケットに入れて外に出ることも十分考えられます。被り方、脱ぎ方、処理の仕方等簡単なマニュアルがあるといいですね。

また正しく被れるように各自にあったサイズのものを選びましょう。ヘアキャップは各現場の目的に合わせたものを使うと同時に、その目的、使い方やリスク等を現場関係者全員に伝えることが大事です。

インナーキャップはいつ被る?

工事現場などではヘルメット着用が必須です。このヘルメットは万一の落下物が当たった際頭を衝撃から守ることが主な目的なので、当然頑丈な素材でできています。従って一般的なヘルメットには汗を吸収したり髪型を考慮した機能は求められません。

そこで登場するのがインナーキャップです。インナーキャップを被ることで汗が滴り落ちるのをかなり防げたり、髪型をある程度保護したり、清涼効果を期待できます。衛生面に効果が高いものもあります。

密着するインナーキャップだから賢く選ぶ

仕事では毎日長時間付け続けるインナーキャップ。アンダーキャップともいいます。頭にピッタリ密着しますから、いろいろ被り心地を意識して試してみるといいでしょう。例えば少しでもゴムがきついと、長時間経ってからそれに気づいた時にはかなりな不快感や痛みになっていることがあります。

またインナーキャップを試すときは、その上に被るヘルメットも被ってその脱着具合を見ることも大事です。毎日何度も被ったり取ったりするので、ヘルメットの内側の素材との摩擦具合でこの動作も案外ストレスにつながりかねないからです。

スムーズに着脱できるものがいいでしょう。

インナーキャップは余暇にも活躍

ヘルメットは自転車やオートバイに乗る際も被りますし、ジョギングで汗をかく人も帽子を被ります。こんな人たちにも実はインナーキャップは役に立ちます。基本的には見えないインナーキャップですがタイプがいくつかあります。

水泳帽のようなタイプが一般的ですが、耳が出る又は隠れるタイプやつばが着いたものもあります。バンドタイプは見えてもいいくらいおしゃれなので、ファッションにこだわっている方にはおすすめです。

意外な効果!薄毛対策にインナーキャップ

作業服4

「自分はそれほど汗かきではないし、髪型も気にならない」という方でも、髪や頭皮の保護に興味のある方はいらっしゃるでしょう。ヘルメットはどうしてもある程度の重量がありますから、それほど気づかなくても頭を長時間圧迫している状態になります。

ということは頭皮の血行が悪くなります。つまりどうしても毛穴が弱りやすくなるのです。そして滴る汗やほこりが気分的に気にならなくても頭皮に負担をかけていることは確かです。また使用後のヘルメットの内側を毎日しっかり洗って雑菌を落としているという人は多くないはずです。

そこでインナーキャップの機能が役に立ちます。インナーキャップの種類には吸汗速乾や抗菌をうたったものが多くあります。こういった特記がなくてもヘルメットの内側と直接のコンタクトを避けることで蒸れを緩和できたり、若干でも通気の余地を作ってくれたりします。

実は頭皮環境に優しいのがインナーキャップなのです。

関連情報|ユニフォームタウン > バートル